介護食は栄養のバランスとやわらかさが大切

人間の体にとって重要な3大栄養素に糖質・たんぱく質・脂質があります。糖質と脂質は体内で燃焼されることにより水と二酸化炭素に変化し、腎臓や肺に居座り続けることはありませんが、たんぱく質に限っては分解されても7~8割は窒素を有した老廃物となるため、排泄時に多少なりに腎臓に負荷が生じます。そのため、たんぱく質の制限が必要となるでしょう。健康体であるための最低限のたんぱく質摂取量は体重1kg当たり0.6g/日が必要とされ、一日換算で約30g~40gです。嚥下障害と格闘する方に有用な、低たんぱく質で済む特定な食品が製造されています。ご飯管理を続けていく上でこうした食品は不可欠でしょう。腎臓の機能が落ちていく程、今よりも力を入れてご飯を管理する必要があります。加えて、糖尿病の患者さんの場合血糖値を維持するに当たり、エネルギー量にも制限が生じます。自分で勝手にご飯内容を決めずに、医師や栄養士の指導を受けて決めるようにしましょう。カリウムは水溶性の成分であるため野菜・芋類を含んだご飯を創る場合、細かく切り分けて水さらしもしくは茹でこぼしを終えてから調理に進みましょう。茹でる事によって取り除けるカリウムの分量は、個々の食品や調理をおこなう際の形状・水の量・処理時間によっても異なるでしょう。ベースとしてはほうれん草などの緑黄色野菜の場合45%、いんげんなどの豆類で30%程カットできます。細かくカットする、茹でこぼしを怠らない、搾るようにすると、より多く除去できます。嚥下障害に罹ると肺の内部にダメージが出るので血流が悪くなり、不要な水分やナトリウムが体内に蓄積しやすくなってしまうのです。同時に尿中に出されるはずの老廃物が、体内に増えてきます。こうした状況下になると、窒素が血液中で増加し、尿毒症を発生させる要因となったり、ナトリウムが増えて高血圧になったりということがおこります。なのできちんとご飯療法を手掛けて、食材の硬さ・水分・蛋白質・エネルギーに関して特定量摂り続ける必要があります。嚥下障害でもご飯療法が適切であれば、からだの中に老廃物(毒素)がたまりません。老廃物がたまらなければ尿毒症を防ぎ、嚥下障害の進行を妨げる事も可能になるでしょう。沿うとううまくいった場合、嚥下障害の進行は既に止まったのではないかと思うレベルで遅らせられたりするのです。ご飯療法は困難だと捉えられがちですが、実際はそこまで厳しいものではありません。ご飯療法と言うのは、患者が自主的に取り組める最善の手法になるでしょう。お肉・お魚・たまご・豆腐については一度に多量のたんぱく質を摂取してしまうのですし、ついつい食べ過ぎてしまう食品でもあるので気をつけるようにしましょう。甘い食べ物の場合でも意外な事にたんぱく質が多くふくまれています。おやつは製造過程で小豆や牛乳・卵が使用されている為、エネルギーを摂取しようとして食べ過ぎると、たんぱく質をとりすぎてしまう可能性があります。たとえば、ショートケーキひとつには卵1個と同量くらいのたんぱく質が含有されています。ご飯で摂取し立たんぱく質は、体内で代謝され、不要なものは老廃物となり血液中にたまります。血液は腎臓中で分解されて、不要な老廃物は尿として体外に追い出されます。過度にたんぱく質を摂取すれば、老廃物はそれだけ増えますので、腎臓にもたらす負担が増加します。腎機能を維持する上で、たんぱく質の摂取量を調整する必要が出てきます。ですが、たんぱく質は人体にとって必要不可欠な栄養源なので、一定値は摂取しないといけません。嚥下障害が際立っていたり尿量が明らかに少ない場合、食材の硬さに限らず水分の制限も重要となるでしょう。こうした際の制限は、飲料水に限らず、食品内に入っているすべての水分と捉えます。嚥下障害の程度が軽かったり存在しないのであれば食材の硬さの制限のみおこなう事となるでしょう。水分量の制限については病状や尿量から医師が特定します。脱水は腎臓機能を悪化させる要因になるので独断で制限をおこなう事は危険です。クレアチニンと言うのは筋肉内にある物質をもとに作られる老廃物であり、腎臓でろ過されたアト他の老廃物共々、尿中に排出されます。クレアチニンの量は、筋肉や運動量と密接に関わってきます。ですので、高めの数値が出るのは大抵男性だったりします。筋肉量が落ちてくると、同時にクレアチニンの値も落ち込みます。その他で言うと、妊娠時には、尿と供に出されるクレアチニンの量が多くなるために、平常時にくらべてクレアチニンの値が下がっていきます。嚥下障害におけるご飯療法の意味合いは、嚥下障害の進行ペースを遅くさせる事と、体調を良好に保つことにあります。透析実行前のいわゆる保存期の方ならば、ご飯療法によって腎不全(人工透析治療が必要になることもあるでしょう)への進行を遅らせることができ、結果として透析の導入時期を遅らせられます。加えて、透析を初めても、体調を保ちながら安定して透析を続けていくために、ご飯療法は必須なのです。
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